この前夢を見ました。
旗揚げ公演の舞台裏。
自分が舞台に出て行く姿を
今の自分が舞台袖から見ている夢。
(そういえば嘘みたいに図った夢ですね。
でも大丈夫です。
その後とんちんかんでしたから。
舞台裏がイタリアンレストランにつながってたりしたんで。)
with a clink旗揚げ公演からちょうど今日で1年です。
あの時一緒に舞台に立っていた人たち全員が、
あの時想像もしていなかったところに今は立っています。
私だってまさかこの1年で3回も公演打つとは思ってなかったです。
訳も分からないまま、
Going my way、唯我独尊、猪突猛進。
とにかく突き進んできてしまったので、
今になって裏がしっかりしていなかったことを反省しながら
夜中に泣き泣き領収書を整理するはめになっています。
楽しかったし、
いろいろ学んだし、
本当に成長した1年間でした。
でも、
やっぱり周りの人たちがどんどん先へ行ってしまう気がします。
それが羨ましくて、悔しくて、寂しくて。
行かないでっていう"人依存"。
っていうか"執着"。
っていうか"終着"。
もうこの執着振り切らないことには、ここが私の終着です。
何上手いこと言ってんだか。
すがって、すがって、すがって。
追いかけて、しがみついて、泣きわめいて。
私はもうこれ以上成長出来ないのかも。
夢の中の自分は舞台袖から
舞台に出て行く自分に声をかけました。
「頑張れ」
……頑張れだよ。本当。
今はそう思えなくても
1年後の私はきっと今の私が想像していないところに立ってるよ。
だから、頑張れ。
あなたが信じるファンタジーの世界では
たとえ終着駅に着いてしまったとしても、
電車は空を飛ぶのです。
ことりという音がいつか、
ゴトンになり、
音楽になりますように。
with a clink代表
北村 茜